憂鬱

ロックバンド、小説、日常などについて、脈絡なく

Number Girl 日比谷野音

 

             20年はやく生まれたかった

 

 というのはおれの長年の願いである。それというのも。おれはロックバンドの音楽に傾倒している。バンドというものを深く愛している。しかし、ロックバンドとは解散するものなのだ。解散しないバンドはロックじゃない!これはおれの持論なんだけど。(勿論、長く活動を続けているバンドがロックバンドでないということではない。)私の好きなバンドにも解散してしまったものが多くある。そんな彼らのことをおれがどんなに愛していても!彼らのライブをおれは生で見ることは出来ない!これがおれの願いの所以だ。彼らが生で見たい。YouTubeゆらゆら帝国THEE MICHELLE GUN ELEPHANTBLANKEY JET CITYandymori志村正彦の生きているフジファブリック(解散した訳ではないが)を見ている時、何故この時代におれは青春を迎えているのだと思う。最近だとチャットモンチーやねごともおれが見る前に解散してしまった。つらい!ロックバンドは解散するものであるというおれの持論は、このつらさを紛らわせる言い訳みたいなものなのです。つまり、解散しないとロックじゃないって思わないと、なんでお前ら解散したんだよーーーーってなるってこと。本当は思ってない!ずっと活動し続けて欲しい。

 

 そんなおれに、2019年2月、衝撃が走った。あいつらが帰ってくる!そう!あの伝説、Number Girlが再結成を発表した!学校からの帰り道、このニュースを目にしたおれは喝采をあげながら帰った。人間、本当に嬉しいと「やっふーーい」って言うんだよ。まじで。Number Girlゆらゆら帝国と並んで、おれがYouTubeのライブ映像を見て最も恋い焦がれたバンドなの。おれは中学生の時にNumber Girlの楽曲、『鉄風、鋭くなって』を聴いて以来、ずっと彼らの熱狂的なフォロワーで。どれくらい熱狂しているかというと、夏の魔物2018 inTokyoに行くくらい。この夏の魔物っていうのは音楽フェスなんだけど、2018はガチでやばいことが起きていた。というのも。

 

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これ、の

 

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ここ!STRONG STYLEとリングの魂っていう所でやばいことが起きた。この2つの開場は本当に隣っていうかステージの真ん前にリングが置かれてるって感じだったんだけど。この向井秀徳っていうのはNumber Girlのボーカルで、田渕ひさ子はギター、アヒトイナザワはドラム。そしてART-SCHOOLっていうバンドで今ベースを弾いているのはNumber Girlのベース、中尾憲太郎 45才。実はNumber Girlのメンバー全員が集まってて交互に演奏し合うっていう。しかも!上のRock&Rollうんたらかんたらって書かれてるその字体がNumber Girlがいつも使うやつなんだよ!

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しかも!最後にWith Very Special Guestだよ。このタイムテーブルが公開された時、ネットがすごくざわついた。とうとうNumber Girl再結成来るか?!っていうかんじで。おれの心もざわついた。このフェスには元々行く気はなくて(当時フェスなんてものに行ったことはないし)、お小遣いもたくさんある訳ではなかったし。でもこれに行かなくて、もし本当にNumber Girlが再結成したら自分はすごく後悔するだろうなーと思って。行っちゃった。急遽。強行突破です。結果的にNumber Girl夏の魔物では再結成しなかったけれど、すごく楽しかった。田渕ひさ子が本当に触れるくらいの距離のところをふって通っていって、感動した。楽しかったなー。  なんでこの話になったんだっけ。ああそうだ。おれは本当にNumber Girlが大好きってことよ。そんなNumber Girlが!再結成を発表し!ライブをすると!おれは大学受験生なので本当はライブなんて行っている場合ではないのだけれど、これまた絶対後悔すると思い、日比谷野音での公演だけ申し込んだ。(本当は全公演申し込みたかった。)これはすごい倍率だったらしい。Twitterでも落ちましたっていう人ばっかり。しかし、神よありがとうございます!おれは当選したんだよな〜!そんな訳で、Tour 『Number Girl日比谷野外大音楽堂公演、行って参りました!

 

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 ライブレポートを書こうと思ってたんだけど、無理だわ。あの衝撃は言語化できない。逆にライブレポート書けるやつは阿呆だよ。ただ、Number Girlがそこにいた。おれの憧れがそのままそこにあった。年が経ってもかすむことなく、各個がさらに演奏レベルを上げて集まった彼らは無敵だった。世界一のバンドだよ。彼らが音を鳴らす度に鳥肌が立った。一音一音が衝撃となっておれにぶつかってきた。こんな程度しか書けん。あの出来事を書きおこせるほどの文章力がおれにはない。やめよう。言葉は無駄だ。あれは直接見聞きしないとわからん。皆きいてくれ

 

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